駆け引きや
出し惜しみをせず
常に最高を目指す
全力投球系
IT技術/ネットワーク/システム
※内容は取材当時のものです
⽇本でも屈指と⾔われる企業で、
世界中のお客様の安⼼・安全を担う
現在あなたが携わっている分野と業務についてお聞かせください。
現在関わっている業務分野は、セキュリティ分野です。主な業務内容としては、セキュリティシステムの開発運用業務になります。常駐というかたちで他社へ出向して仕事をしています。
NTTグループでセキュリティ分野に携わる思いは?
以前の出向先に、日本でも屈指と言われるようなセキュリティサービス企業がありました。そこでは、国内だけでなく、世界中のお客様の安心・安全の⼀端を担っているという自負がありました。
難しいパズルを解くように、
トラブルに⼼躍る⾃分がいた
入社時からセキュリティ分野を志望されたのですか?
実は、入社時に希望したのは開発業務だったのですが、配属されたのはネットワーク運用でした。そこで最初に携わった案件では大きなトラブルも経験しました。しかし、とても大変であった一方で、少し語弊があるかもしれないのですが、何というか、その状況を楽しんでいた自分がいました。
希望した部署でもなかったのに、トラブルを楽しんだ?
ネットワークに繋がらない、機器が想定と違う動作をする、とてもたくさん解決しなくてはならない技術的課題があったのですが、先輩方と⼀緒に必死に原因を考え、仮定し、検証する。それを高速に繰り返す。そういう高度な知的活動に対して、心が躍ったのかもしれません。
全力投球系ですね?
はい。それは結構、家族からも言われています。もう少し力を温存して、1日を過ごしたらいいんじゃないの?って言われます(笑)。
遊びは⼈を熱中させる。遊びは⼈を成⻑させる
あなたにとっての成長って何ですか?
成長には2種類あって、一つ目は技術的なスキルが身に付く成長です。今までできなかったことが、ある程度できるようになる。それは、外から見てわかる成長で、周囲からあいつはできるようになったな、と言われるような成長です。
二つ目は精神面での成長です。仕事に対する意識が変わる、仕事を仕事として捉えない感覚、境地に陥るとでもいうのでしょうか。私は比較的早い段階からそういうことができるようになって、あまり仕事を仕事と捉えない感覚で仕事をしています。
仕事をつまらないものとして捉えない感覚ですよね?
そうです。私はむしろ遊びの一つだと思っているので、生活やお金のためにしているものではないし、会社や上司、お客様のためだけにしているものでもありません。私の人生の糧とする時間を、会社で過ごしているという風に解釈しています。
Personal History Timeline
フルスタックエンジニアを⽬指したい
今後の目標、チャレンジしたいこと、どのようなキャリア計画を立てていますか?
技術面では、フルスタックエンジニアを目指したいと思っています。ネットワークサーバー分野を主軸として、他の人がなかなかできないアプリケーション開発、自動化ツール、運用便利スクリプトなどをつくるのが、私の目指すフルスタックエンジニア像です。
出向されているからでしょうか、フリーランサーに近い印象を受けました。
自分の業務範囲を制限したり、得意分野に閉じこもらないようにしています。誰かが困った顔をしていたり、トラブルが起きていたりすれば、それに首を突っ込み、⼀緒に解決するように心掛けています。それによって自分が活動できる領域が広がりますし、価値も高まっていくと思っています。
担当範囲を問わず、自分の持っているスキルを柔軟に発揮することが、運用業務には非常に大事です。私がリーダーを務めてきた運用チームでも、メンバー全員が自身の持っているスキルを発揮し、自律的に動けるような雰囲気づくりを心掛けてきました。
成長を熱望する必要などない。
それは夢中になって全力を傾けた結果だから
みんなをまとめるリーダーシップを感じますが。
チームビルディングや、チームメンテナンスとでも言うのでしょうか、チームがチームとして動きやすくするための潤滑油になったり、雰囲気づくりをしたり、そういうところは得意です。しかし、私が考えているリーダーシップスキルにはまだ足りません。
もっと高いところに目標があるということですか?
私の考えるリーダーシップスキルとは、ビジョンを掲げて、これからの社会はこうなるとか、うちの会社はこうあるべきだとか、それに向かってみんなが、よしやるぞ、行くぞ、と思うこと。ともすれば、経営者的な立ち位置でみんなを引っ張っていくことと言えるでしょうか。そういう力は、まだ私にはありません。
その背中を見てみんなが付いてきてくれるような人望を得ることが、課題として残っているということですね。
そういうことです。
分かりました。でも、お言葉を借りれば、「成長を熱望する必要などない。成長は、夢中になって全力を傾けた結果だから」ですよね?
はい。その通りです。自分はまだその職位ではないとか、能力が身についてから頑張るといった駆け引きなしに、必死に楽しみます!