

パパママ働き方座談会
「なりたい姿」を描き、仕事も育児も全力で取り組む
NTT-ATは最先端技術を駆使したITサービスを通じ、社会に変革をもたらしてきた。
しかし、NTT-ATが変革するのは社会だけではない。社内制度についても、時代の変化に応じて、社員のニーズに応えている。
そんなNTT-ATの働く環境について、仕事と育児を両立する4名の会話から紐解いていく。
PROFILE
-
A.H.ラピッド開発センタ
2007年入社A.H.ラピッド開発センタ
2007年入社9歳、7歳、5歳の兄弟の母。産後休暇と育児休職を約7年間取得し、職場に復帰。子どもが大きくなったため、現在はフルタイム勤務とネイルアートができるようになったことに喜びを感じている。 -
M.H.NWセキュリティ
マネジメント事業本部
2009年入社M.H.NWセキュリティマネジメント事業本部
2009年入社双子の男児の父。生まれて間もない双子を見分けるのは、至難の業とのこと。しかし、毎日よく見て過ごすうちに、頬の膨らみ加減やわずかな傷・肌荒れの位置で区別できるようになった。 -
M.T.NWセキュリティ
マネジメント事業本部
2013 年入社M.T.NWセキュリティマネジメント事業本部
2013 年入社3歳と1歳の姉妹の母。現在は時短勤務制度を活用しながら仕事と育児に励む。休日は図書館で借りた紙芝居や絵本を読み聞かせするのが定番の過ごし方。 -
Y.S.クラウドIoT事業本部
2010年入社Y.S.クラウドIoT事業本部
2010年入社1歳男児の父。まだまだ子育ては不慣れであるが、数ヶ月後には第二子が生まれる予定。期待に胸を膨らませつつ、自身の育児スキルを磨き、第二子を迎え入れる準備を整えている。
※内容は取材当時のものです。

男性も女性も、隔てなく制度が利用できる
それでは皆さん、本日はよろしくお願いします。早速ですが、皆さんは子育てに関して、どういった社内制度を利用したことがありますか?
-
M.H.私は先日、育児休職を3週間取得しました。双子の男の子が生まれたので、妻と2人体制で出産直後の時期を乗り越えました。男性であっても、育児に参加するのは当たり前の時代になっていると感じます。
-
Y.S.私も男性の育児に関してはM.H.さんと同感です。私の場合は出産時期に合うように夏休みと育休を取得し、合計で2週間ほど子育てに専念しました。A.H.さんはいかがでしたか?
-
A.H.私は3人兄弟の出産・子育てがあったので、産休育休を連続して約7年取得しました。今はフルタイムで勤務しています。
-
M.T.そうだったんですね。復職してからはずっとフルタイムですか?
-
A.H.いえ、復職したばかりの時期は時短勤務制度を利用していましたね。夫とも話し合いながら、勤務時間を徐々に増やしていきました。M.T.さんはいかがでしたか?
-
M.T.一番上の子の時は、産休育休を1年ほど。2人目の産休後には、私が育休を半年だけ、夫は別の会社で育休を1年取得しました。なるべく早く復職してキャリアを積みたいという考えを、夫婦で共有していたので、スムーズに復職できましたね。今は時短勤務制度で6時間勤務を選択しています。
-
M.H.夫婦間でキャリアの目標も共有すると、家庭内のタスクバランスを意識しやすそうでとてもいいですね。我が家でも参考にします。
-
Y.S.子育て支援とは直接関係はしていませんが、リモートワークもいまや欠かせないですね。自宅で働けるので、仕事と子育ての両立はしやすくなったと考えています。昼休みに子どもを外に連れて散歩に行くことは、在宅勤務だからできることだなと実感しています。
-
A.H.昼休みに!素敵ですね。子どもの成長を感じながら仕事もできる環境になったのだなとしみじみ思います。
-
M.H.仕事終わりにすぐ妻と交代して子どもの世話ができるのもメリットですよね。ただ、仕事中に泣き声が聞こえるとそわそわしてしまいます。特に、オンライン会議中だと状況がわからないので、気にかけてしまいます。
-
Y.S.それはありますね。あと、簡単な言葉を話せるようになってきているので、子どもの騒ぎ声とかが相手に聞こえてしまわないかヒヤヒヤするときもあります(笑)。



周囲のサポートが背中を押してくれる
産休や育休を取得する前後で、働き方に変化はありましたか?
-
M.H.私は業務を効率的に進められるようになりました。出産前と比べて、日常の時間を家族のために使いたいと思うようになり、時間外労働が増えないように作業の効率を上げて、メリハリのある働き方を心がけています。また子どもの突発的な休みや早退に備えて、タスクの進捗状況や情報をチームメンバーにこまめに共有したりしています。
-
A.H.私は子育てを経験したからこそ、仕事で活かせるスキルを身につけられたとも思っています。子ども3人それぞれの幼稚園や学校、習い事などのスケジュール管理をしているうちに、仕事でもマルチタスクを円滑に進められるようになっていました。
-
M.T.やはりそうですよね。子育て経験によって得られるスキルは、生産性向上につながります。急な用事で仕事を引き継いでもらうなど周囲に頼ってしまう場面もありますが、ポジティブな側面が多いです。
-
M.H.育休前はどうしても職場を離れることに後ろ髪を引かれる思いがあったのですが、周囲が快く協力してくれたので、復職後のことも前向きに考えていきやすかったです。
-
Y.S.そうした制度以外の柔軟なサポートはありがたいですね。私も上司に育休取得について相談した際は、快諾いただいてすごく励みになりました。制度そのものと、制度を利用しやすい雰囲気があること。どちらも欠かせないと感じます。
-
A.H.私は復職のときに、育休経験者や同期に「戻っておいで」と温かく声をかけてもらったことが印象に残っています。7年ぶりに仕事を再開させることは不安も大きかったですが、そのひと言で勇気が出ました。困った時はお互いにサポートする。このスタンスにNTT-ATの「仲間思い」な風土を感じますね。



働き方は十人十色
NTT-ATの子育てを支援する制度のいいところと、改善してほしいところはありますか?
-
M.H.始業時間を午前6時30分から10時までの中で、自由に変更できる勤務パターン変更制度があり、個々の状況に合わせて柔軟に調整できます。また1時間単位で年次有給休暇を取得することもできます。他社と比べてもかなり充実している会社だと思っています。
-
Y.S.私もそう思います。ただ、もっと良くするという観点では、「分断勤務制度」を導入して欲しいという声は、周りの社員から聞きます。
-
M.H.分断勤務とは、どのようなものですか?
-
Y.S.勤務中の中抜けを可能にする制度です。例えば、1日7.5時間勤務の社員が、9時から15時まで5時間働いたとします。その後子どもの用事を済ませて16時から勤務を再開。残りの2.5時間を勤務して、合計で1日の勤務時間をカウントする制度のことです。
-
M.T.時短勤務だと勤務時間と収入が減少してしまうのですが、分断勤務ならそれが解消されそうですね。
-
Y.S.そうですね。フルタイムで働ける社員が現在よりも増えることになるので、会社全体として業務が分散できるかなと思います。
-
A.H.私は週休3日制の導入も可能なのではないかと考えています。1日10時間勤務をフルタイムとして設定すれば週40時間の労働時間は維持されるので、無理な話ではないと思います。メリハリという意味では、そんな働き方があっても良いのではないでしょうか。
-
M.H.確かに、1日あたりの労働時間が変わるだけですからね。ちなみに、週休3日制にしたいと思ったきっかけはありますか?
-
A.H.運動会などの行事は土曜日に開催されることが多くて、月曜日が代休として設定されています。現在はそれにあわせて私も年休を取得していますが、週休3日にできると助かるなと思うことがあります。
-
M.H.なるほど。3人兄弟だと頻度も高そうですし、週休3日制も選択できるといいですね。子どもが幼稚園や小学校に通い始めたら、私もそこは気になりそうです。
-
M.T.子育てには実際経験してみないとわからない大変さがあります。なので、これから子育てをしようとしている人をサポートするために、私たちのような子育ての”先輩”が声をあげて、環境をより良くしていきたいですね。




後輩や子どもたちに、両立できることを示したい
母として、または父として描くキャリアの目標はありますか?
-
A.H.子どもたちには私が仕事をしている姿を見せて、「お母さんかっこいい」「自分もこうなりたい」と思ってもらえたら嬉しいですね。今は在宅勤務が多いので、子どもたちに働く様子を間近で感じてもらいやすいのかなと思います。
-
Y.S.そういう姿を見せられれば、将来子どもが保護者になったときにも、子育てで悩むことが減るかもしれないですね。
-
A.H.身近に成功例があるだけで励まされると思うので、子育てと仕事の両立に不安を感じている人に向けて、そうしたメッセージを発信していけたらと考えています。
-
M.T.私も次世代の社員にとって、ロールモデルになることを目指しています。育児をしながらどれだけキャリアを伸ばしていけるか、挑戦したいです。そうすれば短時間勤務でも正しく評価されていることの証明にもなると考えています。
-
Y.S.私は現状、育休取得中の妻に育児を任せがちになってしまっていますが、家族全員で子どもを見守っていきたいです。直近の目標は、任されている仕事を全うしつつ、2人目の子を迎える準備をしっかり整えることです。
-
M.T.もう一人誕生されると聞いて私も楽しみな気持ちになりました!M.H.さんはいかがですか?
-
M.H.今後の目標は、時間管理を徹底して仕事と育児に取り組むことです。子どもたちも成長し、仕事も忙しくなると、今以上にスケジュール管理に気を配らなければいけないと考えています。子どもの発熱など突然の出来事にも対応できるよう、妻とも相談しながら、仕事と育児を両立したいですね。

皆さん、本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございました。これからも仕事とプライベートの両立を目指し、様々なチャレンジを続けていってください。



