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【次世代IT戦略とNutanix】③クラウドだけでは足りない?ハイブリッドクラウド戦略の最適解
2026.01.20
クラウド移行は企業のIT戦略において重要な一歩ですが、すべてをクラウドに任せることが最適解とは限りません。コスト、セキュリティ、レイテンシ、コンプライアンスなど、現実的な課題は依然として存在します。そこで注目されるのが、オンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド戦略です。
本記事では、AWS・Azureとの連携、オンプレ+クラウドのバランス、そして複雑な運用をシンプルにするNutanixの役割をわかりやすく解説します。
1.なぜクラウドだけでは不十分なのか
クラウドは柔軟性・スケーラビリティ・迅速な導入といったメリットを提供します。しかし、すべてのワークロードをクラウドに移行することが最適とは限りません。以下のような課題が浮上します。
- コストの予測困難性
長期的な運用では、クラウド利用料がオンプレより高額になるケースも。 - リアルタイム処理の必要性
製造業や建設業など、現場でリアルタイム処理が必要な場合、クラウドのみでは遅延が発生。 - コンプライアンス・データ主権
機密データや法規制により、オンプレ環境の維持が必須。
2.ハイブリッドクラウドという選択肢
こうした課題を解決するのがハイブリッドクラウド戦略です。オンプレミスとクラウドを組み合わせ、ワークロードに応じて最適な配置を実現します。ポイントは「役割分担」と「統合管理」です。
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AWS/Azureとの連携
パブリッククラウドの強みは、AI解析やビッグデータ処理、スケーラブルなリソースです。これらを活用しながら、機密データや基幹システムはオンプレで保持することで、セキュリティと柔軟性を両立できます。 -
オンプレ+クラウドのバランス
すべてをクラウドに移すと、通信の遅れやコスト増のリスクがあります。そこで、リアルタイム処理が必要な業務はオンプレで、バックアップや災害対策はクラウドで、それぞれの強みを活かして分担します。 -
運用の複雑さをどう解消するか?
複数の環境を使うと管理が煩雑になりがちです。そこでNutanixのようなプラットフォームが重要になります。オンプレとクラウドを一元管理し、セキュリティポリシーやリソース配分を統合的に制御できるため、運用負荷を大幅に軽減できます。
3.Nutanixの位置づけ
Nutanixは、ハイブリッドクラウドをシンプルに実現するためのプラットフォームです。
- 統合管理で運用を簡素化
オンプレミスとクラウドを別々に管理すると、ツールやスキルが分散し、運用負荷が増大します。Nutanixは単一の管理画面でオンプレとクラウドを統合管理できるため、リソース配分やセキュリティポリシーを一貫して適用可能。 - 柔軟な拡張性とクラウド連携
AWSやAzureとのネイティブ連携により、必要なときだけクラウドリソースを追加(クラウドバースト)できます。これにより、ピーク時の負荷に対応しながら、平常時はオンプレでコストを抑えることが可能。さらに、アプリケーションを再設計せずにクラウド移行できる点も大きなメリットです。 - セキュリティとゼロトラストの実現
ハイブリッド環境では、セキュリティポリシーの一貫性が課題になります。Nutanixはゼロトラストモデルを標準でサポートし、オンプレとクラウド間で同じセキュリティ基準を適用。加えて、暗号化やマイクロセグメンテーションにより、データ保護と不正アクセス防止を強化します。
4.まとめ
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NTT-ATが支えるNutanix活用の最前線
NTT-ATは、Nutanix認定パートナーとして企業のIT基盤の高度化を支援しています。自社でもNutanixを導入し、その柔軟性と効率性を実証済みです。
Nutanixは、AIやデジタルツインの基盤としても活用可能です。NTT-ATではAIチームと連携し、ローカルLLMの活用や画像診断など、GPUを活かした高度なAIソリューションまで包括的にサポートします。また、AWSやAzureの認定技術者が多数在籍しており、クラウド連携やハイブリッド構成の設計・運用まで、ワンストップで対応可能です。