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コラム
【次世代IT戦略とNutanix】②IT運用の自動化で人手不足を解消ーPrismとCalmで実現する効率化と運用の安定性ー
2026.01.13
IT運用は今、大きな転換期にあります。クラウド、オンプレ、ハイブリッド環境が混在する現代のITインフラは複雑化し、人材不足が企業の成長を阻む大きな課題となっています。運用担当者は膨大なタスクに追われ、障害対応やセキュリティリスクへの迅速な対応が難しい状況です。この課題を解決する鍵は「自動化」です。
本記事では、Nutanix Prismでインフラ運用を簡素化し、Calmで構築から運用までを標準化・自動化することで、人手不足を解消し、効率化と運用の安定性を両立する方法を詳しく解説します。
1.なぜ自動化が必要なのか
- 人手不足と属人化リスク
-オンプレ・クラウド・ハイブリッド環境の複雑化で監視や障害対応、パッチ適用などのタスクが急増。-運用のためのスクリプトや設定が個人依存になりやすく、退職や異動でノウハウが失われると復旧に時間がかかる。 - コストとリスクの増大
-手作業によるプロビジョニングやパッチ適用は工数が膨らみ、MTTR(平均復旧時間)が長引くとビジネス損失に直結。-セキュリティリスクも増加。 - 競争力の低下
-新サービスの展開やスケール対応が遅れると、DX競争で後れを取る。-スピードと柔軟性が求められる現代では、自動化は必須。
2.Prismで運用をシンプルに
Nutanix Prismは、複雑なITインフラを一元管理できる統合管理ツールです。
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一元管理でシンプルな運用
複数のコンソールを行き来する必要がなく、仮想化・ストレージ・ネットワークをまとめて操作可能。 -
AIによる異常検知と予測
Prism Centralは機械学習を活用し、リソース使用状況やパフォーマンス異常を事前に予測。
例:CPU使用率の急上昇を検知し、推奨アクションを提示。 -
自動修復ワークフロー
障害発生時に、あらかじめ設定したPlaybookを実行し復旧作業を自動化。
例:サービス停止時に再起動やリソース再割り当てを自動で実施。
技術ポイント
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イベントをきっかけに自動化できる「X-Play」機能
例えば、CPU使用率が一定以上になったら、仮想マシンを自動で追加する、といった対応を設定できます。これにより、障害や負荷に迅速に対応できます。 -
API連携で外部ツールと簡単に統合
既存の監視ツールやチケット管理システムと連携し、通知や対応を自動化できます。これにより、今使っている運用基盤にスムーズに組み込めます。
3.Calmで標準化と自動化
Prismがインフラ運用をシンプルにする一方で、Calmはインフラ上で動くサービスやシステムの構築から運用までを標準化・自動化します。BlueprintによるInfrastructure as Codeを活用することで、属人化を防ぎ、マルチクラウド環境でも効率的なライフサイクル管理を実現します。
Calmでできること
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Blueprintで構成をコード化(Infrastructure as Code)
複数のVMやサービスをまとめてYAML形式で定義し、再利用可能なテンプレートで標準化。 - マルチクラウド対応
AWS、Azure、オンプレミスなど異なる環境を一括管理し、ハイブリッド運用を簡素化。
- ワークフロー自動化
プロビジョニング、スケーリング、パッチ適用などを自動化し、人的ミスを削減。
技術ポイント
- BlueprintはYAML形式で記述
アプリケーションのライフサイクルをコードで定義し、Infrastructure as Codeを実現。 - Calm DSLで柔軟なカスタマイズ
条件分岐や高度な自動化をコードで記述可能。
4.まとめ
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NTT-ATが支えるNutanix活用の最前線
NTT-ATは、Nutanix認定パートナーとして企業のIT基盤の高度化を支援しています。自社でもNutanixを導入し、その柔軟性と効率性を実証済みです。
Nutanixは、AIやデジタルツインの基盤としても活用可能です。NTT-ATではAIチームと連携し、ローカルLLMの活用や画像診断など、GPUを活かした高度なAIソリューションまで包括的にサポートします。また、AWSやAzureの認定技術者が多数在籍しており、クラウド連携やハイブリッド構成の設計・運用まで、ワンストップで対応可能です。