KTN光スキャナー
KTN光スキャナー
KTN光スキャナーのイメージ画像

光を自在に曲げる光学結晶を用いた従来比100倍高速光スキャナー。新しい医療を実現!

KTNスキャナって?

『KTNスキャナー』は、カリウム(K)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)から成る光学結晶を利用した光デバイスです。KTN結晶の「電圧を加えると屈折率を自在に変えられる」という性質を利用すれば、入射したレーザー光の進む方向を自由に変えることができます。

その応用分野としてレーザー加工やセンシング、ディスプレイ、プリンター、通信分野はもちろん、OCTやレーザー顕微鏡、フローサイトメーターなど、新しい『医療』分野での応用も期待されています。

概要 / 特徴

概要

最先端の医療機器の100倍以上の速度でレーザーをスキャンできる、新しい医療を実現できる光偏光モジュール『KTN光スキャナー』が誕生しました。

従来の医療分野で使用されていた、光技術では難しかったランダムスキャンも可能になり、様々な医療現場でも、これまでとらえることのできなかった動きの早い物質も的確にスキャンでき、適切な予防や医療を行えるようになります。

それは、患者さんのQOL向上に寄与する新しい医療に求められるであろう技術です。

NTT-ATの『KTN光スキャナー』を使った最先端光スキャン走査技術が新しい医療を切り開きます。

KTN光スキャナー デモンストレーション

特長

ポイント1 世界最高レベルの
焦点移動性能

KTN結晶に電圧を印加することによる焦点移動性能は次のとおりです。KTN可変焦点レンズは、凸レンズとして機能し、電圧の2乗に比例して焦点距離が変化します。焦点移動距離は、f=25cmのレンズと組み合わせ、1kVの電圧で4cmと、様々な分野に応用可能な性能が確認され、動作速度は同じ光学系にピンホールを設置し、ピンホールからの光強度が1マイクロ秒の短時間で変化することを確認しました。これは、実用化されている可変焦点レンズの100倍の速度であり、論文レベルの報告を含めても世界最高速度です。
『医療』分野でも、患部を高速にスキャンすることにより、短時間で済み、患者さんの負担の軽減を図れます。

ポイント2 従来製品では不可能な
ランダムスキャン機能

加える電圧と光の進行方向が一対一に対応し、また動作速度が極めて高速であることから、電圧印加方法を工夫することにより、柔軟な光ビームスキャナー動作が可能となります。例えば、デジタル信号を加えると、光スキャン角は多点間を瞬時に移動し、アナログ信号を加えれば連続的にスキャン動作します。すなわち、連続動作からランダムスキャンまであらゆる動作が可能なことから、レーザレーダやレーザスキャンディスプレイに最適であると言えます。
『医療』分野でも、患部をピンポイントでスキャンすることが可能になり、患者さんの負担の軽減を図れます。

ポイント3 稼働部分がなく
大きさも従来の1/100の小型

これまでのミラー型のスキャナと異なり、単結晶で実現出来るため、従来の1/100の小型化が実現出来、よりコンパクトに、そして低価格なスキャナーが実現出来れば、『医療』分野でも、小型・低価格なスキャナーが普及すれば、一般開業医や救急医療の現場でのスキャンも可能になり、早期医療の対応が可能になります。




鉛を使わないKTN材料

従来、可変焦点レンズとしては、PZTの圧電性を利用したものが、比較的高速なものとして実用化されていますが、機械駆動方式であるため、その応答速度は1kHz程度が限界です。またPZTは鉛を含んでいるため、廃棄時の環境への影響が懸念され、欧州ではRoHS指令による使用制限が検討されています。KTN可変焦点レンズはこれらと比較して性能面で大きく上回っている他、鉛を使っていないので、環境に優しい部材であり、医療の現場でも安心してご使用頂けます。
 



『CLEO/Laser Forcus World Innovation Award』大賞受賞
「CLEO(レーザや光技術の世界最大級の国際会議)/Laser Forcus World Innovation Award」は、レーザー科学分野における革新的な製品や技術を表彰するもので、日本企業としては初の大賞受賞となります。



関連サイト

先端技術商品紹介サイト『KTN光スキャナー』

PAGETOP

仕様 / 詳細

仕様

偏向角 10°
応答周波数 10k~100kHz
波長範囲 488 nm ~ 3,500 nm

3つの波長領域で動作するモジュールを用意
  • 可視:488 ~ 650nm
  • 1.3μm帯:1,235 ~ 1,385nm
  • 1.55μm帯:1,475 ~ 1,625nm
入射光学系 偏波保持SMファイバ
サイズ 23 × 23 × 50 mm3

※従来のサンプル品に比べ体積が40%ダウン!!

※応答周波数は、電源性能に依存


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