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CCSP 合格体験記(副主任技師 大崎光洋)
写真(CCSP(Certified Cloud Security Professional)合格体験記 副主任技師 大崎光洋(40代))

CCSPが最も重視するのは可用性なんです。
悪いやつは必ずいる。
そのことを前提に考え、判断する力を求めてきます。

NTTアドバンステクノロジ株式会社
スマートコミュニティ事業本部 スマート防災ビジネスユニット
副主任技師 大崎光洋(40代)

まずは担当業務について教えてください

2003年入社以来、ソフトウエア、ハードウエアの開発、セキュリティサービスの保守を経てきました。SLP(Smart Leak Protect)に関わったあたりから、セキュリティ関係の業務が増えてきました。その後、国プロに2年従事し、現在の@InfoCanalの開発に就いてます。
この間には、海外のデータセンターのセキュリティ監査に関するお仕事を頂いています。この時かなり、セキュリティ関連の経験とスキルが充実しました。

なぜ、CCSPを受験しようと思ったのですか?

CISSPの取得の後、CCSPの修得をしています。これからの世界でクラウドサービスを使うことが当たり前になります。開発する側、使う側どちらでもクラウドサービスのセキュリティの知識は必要だと思います。知っている事を重視する日本の資格体系、考え方や判断力を問うCCSPという傾向があります。しっかりした考え方を身につけるにはCCSPだと思います。

CCSPの学習方法を教えてください

写真2(CCSP(Certified Cloud Security Professional)合格体験記 副主任技師 大崎光洋(40代))

まず、トレーニングを受講すると大切なところを教えてもらえます。
私の場合は、日本語のテキストを一回、英語のテキストを一回読み込みました。
特に、用語の英語と日本語の両方を整理しました。セキュリティ用語は、英語では異なる単語でも日本語では同じ単語で訳されてしまうものがあり、問題を解くにあたって、出題者の意図を汲み取りにくいことがあります。例えば、「certification」と「authentication」だと意味が全く異なってきますが、日本語にするとどちらも「認証」と訳されてしまうことが多く、日本語を見ただけだと、どちらの意味で使われているのかわかりにくいということがあります。
試験では、問題が英語と日本語両方が表記されています。日本語訳が合っていないこともあるので、英語も合わせて読むことをお勧めします。

CCSPトレーニングがどのように効果的でしたか?

日本と海外、特に米国とのセキュリティに対する考え方が違うことです。
日本の場合①機密性、②完全性、③可用性のうち、機密性を最も重要視します。
しかし、CCSPの場合は、最も重視するのは可用性なんです。かなり違いますよね。
例えば、クラウド上にデータを預けるということは、同じサーバーの中に、他社のデータと同居するということです。そこで、他社が何か問題を起こした時、当局の調査がはいってハードディスクごと持っていかれてしまう。そんな場合でも可用性を担保しろ。これがCCSPの考え方です。特に、前提として、悪いやつは必ずいる。それは社内にも必ずいる。そのこと前提に、機密性、安全性、可用性を担保できる仕組みを作れ。というのが日本と大きく違う点だと気がついたことです。
そして、CCSPは、考え方を問う試験問題です。判断力を見ています。悪いやつが必ずいる。この前提で正しい考え方で正しい判断が出来るかどうか?を問うているのです。

今後のキャリアデザインについてお聞かせください

これからクラウドサービスは広がり続けます。そんな中でCCSPを修得して、これからも専門技術者としてやっていきたいと思っています。

最後に、これからCCSPを目指す方へのメッセージをお願いします

写真3(CCSP(Certified Cloud Security Professional)合格体験記 副主任技師 大崎光洋(40代))

クラウドサービスを創る人達、クラウドサービスを導入して使っていく人たちにCCSPを学んでいただくと良いと思います。どちらの側にもセキュリティの知識は必要です。

CCSPについて

CCSP(Certified Cloud Security Professional)は、CISSPでも知られるISC2が提供する最新の資格制度で、クラウドサービスを安全に利用・運用するために必要な知識やスキルを世界で初めて体系化し、人材認定を行うものです。CCSPの知識体系には、最新かつ包括的で最適な運用を実施できるセキュリティ技術と、クラウドコンピューティング環境の総合的な知識が含まれており、クラウド特有のテクニカルな知識に加えて、コンプライアンスの知識、契約上の義務とセキュリティとの関連など、クラウド戦略、DX戦略を支える人材の育成に活かせる内容となっています。

CCSP認定資格取得に向けて

CCSP®認定資格取得には、日本語で開催しているCCSPトレーニングをご活用ください。
トレーニング中に、インストラクタや、クラスメートと交流することもできるので、おススメです。
詳しい開催日程、トレーニング内容は、CCSP CBKトレーニングセミナーのページより、ご確認ください。

CCSP CBKトレーニングセミナーを見る



CCSP 合格者の声

プロジェクト長 西田晴彦(50代)

ワールドスタンダードな論理的思考で、クライアントや経営層などに対して、説得力・信頼感のある施策の説明ができる様になります。
主任技師 中川貴之(40代)

セキュリティ技術者だけでなく、クラウドに関わるサービス開発者やセールス担当者などにも、是非修得して欲しい。
主任 吉内大成(30代)

自身の業務は、サービサーでもあり、利用者でもある。両方の視点で何を考慮しなければいけないのか、米国のセキュリティ規制や関連法案がどのような考えを基につくられているかを学ぶ機会でもあった。

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