Spirent TestCenter

Layer2-7 IP負荷試験装置/ネットワークシミュレータ


概要

Spirent TestCenterは、L2-7までをサポートするUプレーン/Cプレーン負荷試験器です。
L2-3までのスイッチ、コアルータ装置や、L4-7 DNS/HTTP/メール/FTPなどの各種サーバ、DPI装置等様々な装置の試験において、ルータ/サーバ/端末を擬似し大量の負荷を生成します。

特徴

統合プラットフォーム

クラウド、モバイル、アプリケーション、レガシーからハイスピードイーサネットまで、あらゆる試験をサポートします

トポロジーエミュレーション

複雑なネットワーク構成も1つのポートでエミュレート、“リアル”パフォーマンス試験を実現します

バーチャライゼーション

試験ネットワークとアプライアンスの仮想化環境における負荷試験に対応します

リアルタイム解析

1ポートあたり65,535ストリームの高精度リアルタイム解析能力を実装

スケーラビリティ

制御系やデータ系が独立して動作、複数プロトコルを同時に制御させながら大容量負荷試験も可能です

ハイパーフィルター

フォーカスして解析したストリームにフィルタ、トリガを設定することで、様々な角度から測定データを解析します

エクストリーム オートメーション

試験自動化機能を標準搭載、テストエンジニアの負荷軽減とともに試験時間を短縮します

  • 大量ストリームのリアルタイム/ハイパフォーマンス高精度QoS解析機能
  • Layer2-7テストを共通プラットフォームで実現
  • アクセス、ルーティング、キャリアイーサネット試験など多数のエミュレーション機能
  • 最大255台のシャーシデイジーチェーン接続
  • レガシーからハイスピードイーサネットまで多彩なモジュールラインナップ
  • 1シャーシ最大192ポートの10GbEサポート
  • 1シャーシ最大12ポートの100GbEサポート
  • 試験自動化機能を標準搭載

主な仕様

システム構成

シャーシ

 
 
  • 高密度大規模試験に対応した設計

    ・全ポート完全同期試験
    ・1シャーシ最大192 ポートの10GbE をサポート
    ・1シャーシ最大24 ポートの40GbE をサポート
    ・1シャーシ最大12 ポートの100GbE をサポート
    ・最大255 台のデイジーチェーン接続
    ・シャーシスタック時も高精度遅延測定を保証


  • マルチユーザ共有試験機能

    ・マルチ・ユーザー/ マルチ・プロセス/ マルチ・コア/ マルチ・スレッド対応
    ・Layer2-7 テストを共通化

  • 高機能マネジメント

    ・テストモジュールのホットスワップ対応
    ・ポートペアごとのリブート機能
    ・温度センサによる自動ファンコントロール実装
    ・クラス最高の同期精度
    ・GPS/CDMA タイムリファレンス(別売)

型名 構成  
SPT-N4U 2スロットシャーシ
445(W)x 178(H)x 686(D)mm
最大消費電力AC 2,000W*
SPT-N4U
SPT-N12U

12スロットシャーシ
445(W)x 533(H)x 846(D) mm
最大消費電力AC 8,800W

*SPT-N11Uは、2020年1月24日に販売を終了しています。
EOL(サポート、修理終了):2024年1月24日、 最終ソフトウェアバージョン:継続中

C1ポータブルアプライアンス 10GbE SFP+ 2ポート
330(W)x 89(H)x 255(D)mm
最大消費電力 AC 300W
(他、1GbE copper 4ポートAvalanche専用タイプもあります)
SpirentC1
SpirentTestCenter Virtual サーバ仮想化環境評価ソリューション 仮想サーバ上のVirtualマシンとして動作、stand-alone、またはSpirent TestCenterハードウェアとのコンビネーション試験を可能 SpirentTestCenter Virtual写真

※最大消費電力は実装するモジュールによって異なります

モジュール

Spirent TestCenterは10/100/1000M Ethernetモジュールから10GEthernetモジュール、40/100G High-speed Ethernetモジュールなど、それぞれストリーム数やプロトコルエミュレーションのスケーラビリティが異なるモジュールを多数ご用意しております。
ご用途に合わせてモジュールをご選択ください。

 
  • 40G/100G High-speed Ethernetモジュール
  • 10/100/1000/1G Ethernetモジュール
  • 10G Ethernetモジュール
  • Fibre Channelモジュール
  • POS/ATMモジュール
  • Layer4-7 Avalanche対応モジュール
  • Landslide対応モジュール

テストケース

  • L2/L3負荷試験機能
  • Layer2-7 負荷試験
  • コアルーティングエミュレーション機能
  • Layer4-7 負荷試験
  • Accessプロトコル試験
  • 映像品質解析
  • モバイルバックホール試験ソリューション
  • Conformance試験
  • OpenFlowテスト・パッケージ
  • Benchmark 試験

 

L2/L3負荷試験機能

Spirent TestCenterは統合された1 つの専用アプリケーションにより、パフォーマンス試験やあらゆるプロトコルエミュレーション試験、ベンチマーク試験など、すべての設定・実行・解析・試験自動化を実現します。

 

コアルーティングエミュレーション機能

キャリアクラスのコアルータ試験にも対応できるスケーラビリティを1ポートで実現し、リアルなプロトコルスタックをエミュレーションします。プロトコルステートマシンを維持したまま大容量ルートの追加・変更をダイナミックに実現することにより、コアルータのルーティング処理性能を効果的に検証することが可能です。

 
<対応プロトコル>
IPv4 and IPv6 Routing IP Multicast MPLS
OSPFv2/v3
BGP-4/4+
RIPv1/v2/RIPng
ISISv4/v6
BFD
IGMP/MLD Host
IGMP/MLD Querier
PIM-SM/SSM
RSVP-TE(P2P/P2MP)
LDP
VPLS(LDP/BGP-4)
6PE/6VPE
MPLS IP-VPN
Multicast VPN
MPLS-TP
GMPLS

Accessプロトコル試験

Spirent TestCenterはユーザー宅内端末(ホームゲートウェイなど)やサーバー側ネットワーク機器をエミュレートし、マルチサービス提供時におけるアクセス回線の品質・性能測定を行なうことが可能です。

<対応プロトコル>
PPPoX(IPv4)
PPPoX(IPv6)
DHCP(IPv4)
DHCP-PD
DHCPv6
IGMP
MLD
IPv6 Autoconfiguration
802.1X
L2TP(LAC/LNS)

モバイルバックホール試験ソリューション

Spirent TestCenterはモバイルバックホールへの様々な試験ソリューションを提供します。
※モバイルバックホール(Mobile Backhaul)とは、数多く展開されている携帯電話基地局をモバイルパケットコアに接続するためのネットワーク

OpenFlowテスト・パッケージ

OpenFlow対応装置のスケーラビリティやパフォーマンスを評価するテスト・パッケージです。このパッケージではOpenFlowコントローラを擬似するプロトコル・エミュレーション機能と、数百万のトラヒック・フローを生成し遅延やパケットロス等の解析を行うジェネレータ・アナライザ機能が利用できます。
※OpenFlowはSDN(Software Defined Network)のデファクト技術です。

Layer2-7 負荷試験

Spirent TestCenterはバックグラウンドトラヒックとアプリケーションレイヤーのプロトコルエミュレーションを同一ポートで実現でき、輻輳時の優先制御の検証などQoEを考慮した試験を実現します。

 
<アプリケーション>
■Application Layer Protocol
HTTP
FTP
SIP
Video
Raw TCP
Dynamic Protocol Generator
XMPPvJ
CIFS
Storage IO
■Triple Play Testing
IPTV
Video Quality Analysis

■Broadband Access Network Testing
Access Protocols: DHCP and PPP

■Router and Switch testing
IPv4 and IPv6
VLAN and QnQ

Layer4-7 負荷試験

Spirent TestCenterシリーズのAvalanche専用モジュールは、現実的なアプリケーショントラフィックによる高負荷テストを実現します。他のモジュールと組み合わせる等で、Spirent TestCenter1台でL2-L7試験が可能となります。
専用モジュールは多ポート・マルチユーザをサポートしており、様々な場面で試験の実行が可能です。

 

映像品質解析

Spirent TestCenterはH.264/MPEG2コーデックを用いた映像配信データをIPネットワーク上のトラフィックをモニタすることで、IPパケットの損失が及ぼす映像コマ(フレーム)への影響度を解析します。

Conformance試験

Spirent TestCenterは最新技術の規格を含む多数のプロトコル試験に対応しており、それぞれのテストケースはGUI/Tclによる自動化試験が可能です。
新しいプロトコルを実装した際の規格準拠試験としてご活用頂けます。

Benchmark 試験

Spirent TestCenterは、ネットワーク機器のベンチマーク測定に関する様々なRFC標準をサポートし、ネットワーク機器のベンチマークテストと結果の評価を効率的に行うことができます。試験設定にはWizard形式メニューを用意しており、GUIで指定されるパラメータを順次設定していくだけで、自動試験や測定に必要なパラメータをすべて設定する事が可能です。また、試験結果はレポート形式で出力されます。

 

※ 本ページに記載されております製品、サービス名または固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
 

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