「富山県林業イノベーション推進協議会」への参画について~通信が届かない林業現場の課題を解決し、スマート林業の実現に貢献~
2022年07月05日

「富山県林業イノベーション推進協議会」への参画について
~通信が届かない林業現場の課題を解決し、スマート林業の実現に貢献~

NTTアドバンステクノロジ株式会社

NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊東 匡)は、富山県がスマート林業の普及・促進を目的に設立した「富山県林業イノベーション推進協議会」に参画しました。

本協議会は、富山県内の森林・林業・木材産業等の関係者が連携してICT等を活用した森林施業や木材生産の効率化・省力化を段階的に実証し、林業および木材産業の振興ならびに山村地域の活性化を図るため、36団体(2022年3月現在)が参画し、設立されました。

今後、NTT-ATは、協議会が実施する通信が届かない林業現場の課題解決を目指す「林業フィールド通信網」の実現に向けた実証実験に参加し、スマート林業の実現に向けて取り組みます。

背景と目的

NTT-ATは、自社が得意とする自営無線技術を活用した「フレキシブルワイヤレスソリューション」をベースとしたサービス・ソリューションパッケージ「Nomad@Construction」(ノマド・アット・コンストラクション)を提供し、建設現場の通信が届かないエリアの課題解決とICT化を支援して参りました。

このたび、「富山県林業イノベーション推進協議会」に参画し、実証実験を通じてスマート林業の実現に貢献するとともに、林業事業体が活用し易いサービス・ソリューションの創出に取り組んで参ります。

実証実験におけるNTT-ATの実施事項

協議会における実証実験の全体概要

林業事業体の担い手の確保・作業の効率化・安全性の向上・伐採した県産材の流通の円滑化等の実現に向け、安全な労働環境の確保と森林整備の効率化や省力化を推進する以下のスマート林業技術を林業現場で実証します。

  1. 地上レーザの実証

  2. 林業フィールド通信網の実証

  3. カラーマーキング機能等付ハーベスタの実証

  4. 丸太検知アプリの実証

  5. オーガ付き苗運搬機の実証

NTT-ATが取り組む「林業フィールド通信網の実証」

NTT-ATは、協議会における実証実験の 2.林業フィールド通信網の実証に取り組みます。具体的には、「フレキシブルワイヤレスソリューション」と「可搬型IP電話システム」を活用することで、通信が届かない林業現場の課題解消と緊急時の電話連絡(非常用電話)を可能とする「林業フィールド通信網」の実現を目指します。また、林業事業者等が活用する林業機械やアプリ等が林業フィールド通信網を通じて「県森林クラウド」等と連携可能となることで、森林施業や木材生産の効率化・省力化、伐採した県産材の円滑な流通等、林業および木材産業の振興ならびに山村地域の活性化に貢献することを目指します。

今後の展開

林業現場でのICT技術の適用(実証実験)を順次行い、林業関係者様と意見交換をしながら、活用し易いサービス・ソリューションの創出を目指します。

また、スマート林業の普及を通して、林業および木材産業の振興ならびに山村地域の活性化を推進して参ります。

【参考】 建設現場のICT化を支援する「Nomad@Construction」

さまざまな場所で無線通信を利用可能にするNTT-ATが提供中の「フレキシブルワイヤレスソリューション」に、コミュニケーションツールや24時間365日の運用サービス等を柔軟に組み合わせ、通信が届かないエリアで働く人々を支えるサービス・ソリューションを提供します。

お客様のオフィスやデータセンタ、他社が提供するクラウド等、さまざまなサービスと建設現場を接続し、従来難しかったエリアでのICT化を加速させ建設現場の課題解決を支援します。
 

 

※ 本文中に記載されている社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

 


 
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