ネットワークトラフィック監視システム 「@FlowInspector」を販売開始~NTT研究所の先進技術を活用し、ネットワーク運用の効率化/低コスト化を実現~
2019年06月11日

ネットワークトラフィック監視システム 「@FlowInspector」を販売開始
~NTT研究所の先進技術を活用し、ネットワーク運用の効率化/低コスト化を実現~

NTTアドバンステクノロジ株式会社

NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:木村丈治)は、NTTデバイスイノベーションセンタ*1が開発した「パケット処理・フロー識別用ハードウェア・アクセラレータ」を搭載し、NTT-ATが商品化したネットワークトラフィック監視システム「@FlowInspector」(アットフローインスペクター、以下:本製品)を2019年度秋に販売を開始します。

本製品は、従来難しかった物理/仮想化ネットワークが混在するさまざまな環境に対応したネットワークの可視化が可能となります。さらに、ネットワーク異常検知の前後を自動記録できるため、ネットワーク運用・分析のコストを削減できます。高品質、大容量のサービス向けデータセンタービジネスや、ネットワークのトラブル原因を早期に解明したい高可用性が求められるネットワーク運用ビジネスを強力にサポートします。

なお、本製品は、2019年6月12日(水)~14日(金)、幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2019」に出展し、Best of Show Award 2019 ファイナリストにノミネートされました。

1.提供開始の背景

近年のネットワークではスライスによる論理多層化、ルーティングの複雑さ等によりパケットは多段にカプセル化されることが多く、専用のDPI(Deep Packet Inspection)装置を使用しなければIPレイヤーのトラフィックを把握できません。また多くのDPI装置がソフトウェア処理を基本とすることから、高スループットには対応が困難です。

このような課題を解決し、ネットワーク運用の効率化と最適な設備設計を実現するためには、ネットワークトラフィック監視の柔軟性と高速処理を両立することが必要不可欠です。

2.@FlowInspectorについて

本製品は、NTTデバイスイノベーションセンタの「パケット処理・フロー識別用ハードウェア・アクセラレータ技術」を搭載しており、FPGA*2を活用してパケットフィルター処理をハードウェア化することで、複雑にカプセル化されたパケットを17フィールド、10,000エントリーまでのフィルターで詳細にトラフィック分析する性能を実現しました。これにより柔軟性と高速処理を両立し、トラフィックの可視化、ネットワーク遅延のリアルタイム把握が可能になります。また、車のドライブレコーダーが事故前後の映像音声のみを保存するのと同様に、マイクロバースト*3などの異常検出を契機としてその前後のパケットのみを効率的にキャプチャする機能を具備するため、巨大なストレージに膨大なキャプチャデータを保存し、その中から異常なフローを探し出して解析する必要がなくなり、ますます広帯域になるネットワークの運用・異常分析のコストを大幅に削減できます。本製品はTAPやスイッチによるミラーリングに対応しており、主情報ルートに影響なく広範なネットワークに接続できるため、性能や新技術の導入を損なうことなくトラフィックモニターが可能です。

3.主な特徴

本製品の主な特徴は以下のとおりです。

(1)リアルタイム監視機能でトラフィック変化が一目瞭然

複雑にカプセル化されたパケットを、最大17フィールド、10,000エントリーの強力なフィルターで リアルタイムに識別し、見える化します。

(2)ドライブレコーダー機能で異常の前後状態を自動記録

しきい値設定によりマイクロバースト等のネットワーク異常を検知し、その前後のパケットのみを 保存することにより、ポイントを絞った解析・対処を実現します。

(3)キャプチャデータを厳選して、運用・分析コストを削減

従来はネットワーク異常の検出・解析に大容量ストレージと膨大な解析時間を要しましたが、 ドライブレコーダー機能によって迅速化と運用・分析コストを削減します。

@FlowInspectorの利用イメージ

4.販売について

販売に関する詳細(お見積りや製品デモ、評価版など)につきましては、下記までお問い合わせください。
お問い合わせ先: https://www.ntt-at.co.jp/product/flowinspector/

5.今後の展望

来年度以降に向けて、100Gを超えるスループットへの対応、機械学習を組み合わせた故障検知・予測、FPGA カスタマイズのさらなる容易化などを継続的にバージョンアップし、より広範なネットワークに対応することで、汎用 的なネットワークトラフィック監視システムとする予定です。

展示会のお知らせ

販売開始に先立ち、本製品を、2019年6月12日(水)~14日(金)、幕張メッセにて開催される「Interop Tokyo 2019」へ出展し、当社ブースおよびShowNetにて展示いたします。

出展内容詳細

https://www.ntt-at.co.jp/eventseminar/event/2019/detail/e_20190612/
ShowNetとは: https://www.interop.jp/shownet/



*1:NTTデバイスイノベーションセンタ ⇒ 日本電信電話株式会社 先端技術総合研究所 デバイスイノベーションセンタ
*2:FPGA ⇒ Field Programmable Gate Array
*3:マイクロバースト ⇒ 瞬間的な集中トラフィック。数ms 単位でのサンプリングをしなければ発見できないが、発生するとパケット損失が 生じ、通常時に比べて、大幅にネットワーク性能が低下する。


※ 本文中に記載されている社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

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