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次のステージへ:次世代技術

電子計測とネットワーク暗号化によって新しい量子テクノロジーアプリケーションを実現する方法

量子効果は、私たちの日常生活の一部になりました。例えば、最新のスマートフォンでは、フラッシュメモリチップに集積されているトランジスタの数は実に数千億に達しています。その機能は電流と電圧の制御であり、それは半導体の量子力学特性に基づいています。第1世代は、自然な量子効果を利用しています。それとは対照的に、量子テクノロジーの第2世代は個別の量子状態の作成と制御に基づいています。

量子テクノロジー(信号発生器、シグナル・スペクトラム・アナライザ、量子コンピューティングソリューション)

量子テクノロジーに取り組んでいるイメージ写真

こんな課題はありませんか?

並外れた速度を実現する量子コンピューティング

量子テクノロジーを研究している二人の人物

私たちの世界はバイナリーコードで制御されています。従来のコンピューターが処理するデータは、1/0、真/偽、オン/オフの連続です。

これはテキスト処理からメタバースの仮想現実まで全てに該当します。処理を要するデータ量は急増し、2012年から2020年で10倍に、2025年には2020年の3倍になると予想されています。従来のコンピューターは、時間と複雑さという2つの障壁に直面しています。わずか2つの状態しか持たないバイナリーコードでは、問題が複雑になるほど、解決策を効率的に計算できる確率が低くなります。量子コンピューターには、現代物理学から得られた知見により、これらの両障壁を克服できる可能性があります。

解決のためには

二者択一ではなく「状態の共存」

量子力学のメモリ単位を形成するのは量子ビットです。量子ビットは0と1だけでなく、「0でも1でもある状態」、つまり「重ね合わせ」も想定できます。その結果、従来のシーケンシャルな計算法を同時に実行できるため、量子コンピューターでは時間を大幅に節約できます。量子力学のアプローチが特に適しているのは、新しい複雑な問題の処理であり、作業内容に応じて既存のシステムと量子システムを統合することが重要です。

この商品・サービスのメリット

  1. 1 量子コンピューティング

    量子コンピューティングは量子テクノロジーには不可欠な分野です。バイナリーコードを使用してデータをシーケンシャルに処理する従来のシステムと異なり、量子コンピューター(QC)はデータをパラレルに処理することで時間を節約します。そのため、従来のコンピューターでは難しい複雑な問題を処理できます。QCによって公開鍵暗号化方式は陳腐化する可能性があり、将来起こりうる攻撃シナリオについて研究が必要になります。

    量子コンピューティングのイメージ
  2. 2 量子通信

    そこで登場するのが量子通信です。量子鍵配送(QKD)は、公共の通信手段で二者が秘密の暗号化キーをセキュアに交換できる暗号化手法です。盗聴を試みると、量子状態の乱れが発生し、通信当事者にアラートが送信されます。量子コンピューティングと異なり、QKDは実現間近です。ローデ・シュワルツとZurich Instrumentsはこのプロセスに積極的に関与し、耐量子ソリューションを既存のシステムに統合するためにOpenQKDなどのプロジェクトに参加しています。

    量子通信の作業をしているイメージ
  3. 3 量子センサテクノロジー

    量子テクノロジーのもう一つの重要なアプリケーションがセンシングです。量子センシングは、高精度レーダーにおいて大きな可能性を持ち、従来のレーダーテクノロジーでは困難だった、ドローンのような低速移動する小さな物体の検知を可能にします。ローデ・シュワルツはまさにこの目的で、UK Quantum Technology Hub Sensors and Timingプロジェクトによる量子時計の評価をサポートしてきました。マイクロ波周波数で量子レーダーを調査するQuarate(Quantum Radar Team)プロジェクトにも参加しています。

    量子センサテクノロジーのイメージ

選ばれる理由

量子コンピューティングの研究をサポート

量子コンピューティングの基盤イメージ

量子コンピューティングテクノロジーはまだ実験段階ですが、その進化は速く、多くの魅力的なアプリケーションが現れようとしています。量子コンピューティングテクノロジーはまだ実験段階ですが、その進化は速く、多くの魅力的なアプリケーションが現れようとしています。例えば、複雑な分子のシミュレーションは、現在のコンピューターでは処理に1世紀以上を要しますが、量子コンピューターでは理論上数時間以内で遂行できます。

ローデ・シュワルツは、量子研究の多くのプロジェクトや組織からパートナーとして信頼されており、こうした協力関係を通じて、量子研究の進歩を牽引し続け、この革新的なテクノロジーの未来を形作るうえで欠くことのできない役割を果たし続けています。NTTアドバンステクノロジは、そのローデ・シュワルツの量子テクノロジーソリューションを提供していきます。

商品・サービス内容

さまざまな目的に使用できる高品質の信号発生器

信号発生器筐体写真

当社の革新的な製品は、2 GHzの広帯域幅、上位信号発生器では最大44 GHz、アナログ信号発生器では67 GHzの周波数レンジなどのクラス最高の特長を備えており、非常に厳しい研究開発の要件に対応できるように設計されています。

ローデ・シュワルツは、自動製造工程向けの非常に小型の高速な信号発生器や、複数のユースケースに使用できるミッドレンジソリューションも提供しています。
また当社の信号発生器のポートフォリオには、最大170 GHzの周波数レンジを実現できるミリ波拡張機能も含まれています。

さらに、さまざまな用途のために選択できるソフトウェアをご用意しています。

ラボからフィールドまで使用できるクラス最高級のシグナル・スペクトラム・アナライザ

シグナル・スペクトラム・アナライザ筐体写真

ローデ・シュワルツが提供するシグナル・スペクトラム・アナライザのポートフォリオでは、低価格ながらパワフルな1 GHzスペクトラム・アナライザからハンドヘルドまで、さらにミッドレンジモデルからフル機能を搭載した85 GHzスペクトラム・アナライザまでの広範なオプションをご用意しています。

すべてのスペクトラム・アナライザは、ローデ・シュワルツのRFエキスパートが設計しており、並外れたシグナルインテグリティー、高い価値、優れた信頼性を備えています。

各種計測器およびソフトウェアを組み合わせた量子コンピューティングソリューション

量子コンピューティングソリューションのイメージ

ローデ・シュワルツは、Zurich Instrumentsと連携し、設計から運用に至るまで、QCの開発サイクル全体をサポートしています。

量子コンピューターの運用と保守にはさまざまな電子計測ソリューションが必要です。量子状態を効率的に作成、記録するには、RF信号を極めて高い精度で生成、測定する必要があるためです。Zurich Instrumentsの量子アナライザや量子コンピューティング制御システム(QCCS)と、ローデ・シュワルツの信号発生器やシグナル・スペクトラム・アナライザ、汎用高性能ネットワーク・アナライザ、さらに革新的なトリガシステムを実現したオシロスコープや最高基準の電源を組み合わせることで、最先端の量子コンピューティングソリューションを構築し、量子プロセッサの開発を促進しています。

こんな方に最適です!

  • 量子テクノロジーの研究開発に取り組まれている方

  • 量子テクノロジーの利用を考えている方

リーフレット・カタログ(外部サイト)

量子コンピューティング研究の加速

ローデ・シュワルツとチューリッヒ・インスツルメンツは共同で量子テクノロジー市場に取り組んでいます

信号発生器 ポートフォリオ

シグナル・スペクトラム・アナライザ ポートフォリオ

お問い合わせ

「量子テクノロジー(信号発生器、シグナル・スペクトラム・アナライザ、量子コンピューティングソリューション)」の導入をご検討ください!

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