「第21回LCA日本フォーラム表彰」で『LCA日本フォーラム会長賞』を受賞
NTTアドバンステクノロジ株式会社は、2025年1月27日に全国町村会館(東京都千代田区)で行われた、日本のライフサイクルアセスメント(LCA)にかかわる産業界・学界・国公立研究機関の関係者が集うLCA日本フォーラムの「第21回LCA日本フォーラム表彰」において、『LCA日本フォーラム会長賞』を連携する企業とともに受賞しました*1。

今後も、ソフトウェア業界企業とのさらなる連携・議論を重ね、ルールの実用性向上やグローバルなコンセンサスの形成に努め、ソフトウェア分野の脱炭素化とサプライチェーン全体のCO2排出量削減をめざし、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
受賞概要
受賞件名
ソフトウェア分野の脱炭素化に向けた業界連携活動
活動概要
さらなる脱炭素化に向けた取組みの一環として、CO2排出量算定ルール(PCR)の策定をとおして、ソフトウェア業界のサプライチェーン全体でのGHG排出削減に向けたルール整備と継続的な業界連携活動の基盤を整備しました。
成果
- ソフトウェア開発時の消費電力計測実験によるCO2排出量算定にあたっての算定範囲・データ収集方法などの知見を蓄積。
- 経済産業省「カーボンフットプリント ガイドライン*4」に整合した算定ルールのひとつとして、開発者のCO2排出量削減努力の反映が可能な算定ルール*5を策定*6。
- 特定非営利活動法人 日本環境倶楽部*7内にソフトウェア分野の脱炭素研究会*8を発足させ、算定ルールの業界標準化とブラッシュアップに向けた活動を開始。
受賞者
日本電信電話株式会社
NTTデータグループ
NTTアドバンステクノロジ株式会社
NTTテクノクロス株式会社
NTTコムウェア株式会社
株式会社クニエ
株式会社日立製作所
日本電気株式会社
富士通株式会社
用語解説
*1.第21回 LCA日本フォーラム表彰 表彰式及び記念講演
https://lca-forum.org/commendation/index.html
*2.LCA(Life Cycle Assessment)
商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体をとおして、環境に与える影響を定量的に評価する手法です。国際標準化機構(ISO)による環境マネジメントの国際規格のなかで、ISO14040シリーズとして国際規格化されています。環境問題への関心が高まるなか、LCAは環境負荷をより包括的に把握する手法として注目されています。
*3.弊社商材 「LCAコンサルティングサービス by NTT G×Inno」
https://keytech.ntt-at.co.jp/consulting/prd_0005.html

*4.経済産業省、環境省 カーボンフットプリント ガイドライン
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/carbon_footprint/pdf/20230526_3.pdf
*5.ソフトウェアに関するカーボンフットプリントの製品別算定ルール
https://lca-forum.org/member/guidelines.html#kubun1-1