NTT-ATがCISSP公式問題集を国内初出版
~NTT研究所と連携して公式問題集を日本語化、電子書籍として一般向け提供を開始~
NTTアドバンステクノロジ株式会社
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:木村丈治)は、NTTセキュアプラットフォーム研究所(以下:NTT SC研)と連携して、情報セキュリティ専門家資格であるCISSPなどのグローバルレベルでの認定および教育活動を行う、International Information System Security Certification Consortium, Inc.(以下:(ISC)2) のCISSP公式問題集を日本語化するとともに、このたび電子書籍としての一般向け提供を開始しました。
近年、サイバーセキュリティの脅威はその変化が激しくかつ巧妙化、複雑化しており、これに対抗するためには、技術、人、プロセス、組織、ビジネス戦略、法規制など、多面的かつ包括的な視点からセキュリティ対策を考えるとともに、総合的に脅威やリスクを特定し、分析し、対応ができる人材が求められています。そして、経営者目線に立って、ビジネスに貢献するセキュリティ技術やマネージメントの戦略を構築し、提言できる人材が企業にとって不可欠となってきています。
高度セキュリティ専門家としてのグローバルスタンダードであるCISSP(Certified Information Systems Security Professional)は、このような人材を育て認定する唯一の資格制度として、世界中で広く認知されています。
(ISC)2の公開情報によれば、CISSP資格の保有者数は、2018年12月現在、世界で131,180人、日本で2,197人となっています。産業人口構成比で見ると、英国、豪州、韓国、台湾、シンガポール等に対しても、日本の資格保有者数は大きく遅れを取っており、その要因の一つとして日本語学習教材の不足がたびたび指摘されていました。
このような状況を鑑み、日本の高度セキュリティ専門家人材育成、充足に向けて、NTT-ATとNTT SC研では、昨年7月発刊の「新版 CISSP CBK公式ガイドブック」に続いて、このたび「CISSP公式問題集」を刊行することとし、(ISC)2 CISSP Official Practice Tests - 2nd Editionの日本語版を完成、電子書籍としての一般向け提供を開始しました。
本書は2018年4月のCISSPドメインコンテンツの更新に対応し、また、実際のCISSP認定試験と同じように、問題文については英語原文と日本語の併記としています。日本語と英語双方で問題文の意図や選択肢の確認を行いながら問題を解く学習ができるよう考慮しています。
NTT-ATでは、(ISC)2と連携した育成プログラムを自社の社員に提供し、その結果、CISSP資格保有社員を現在86名まで拡大しています。今後も、この高度セキュリティ専門家人材の基盤を活用して、付加価値の高いサービスやソリューションの開発、そして運用品質の向上に向けて、NTTグループ各社と一丸となって取り組んでまいります。
「CISSP公式問題集」の概要
タイトル
