IDおよびパスワードを使用しないセキュアなVPNアクセスを実現
~ Trusona#NoPasswordsソリューションを日本で拡大 ~
NTTアドバンステクノロジ株式会社
TRUSONA, INC.
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:木村丈治)と、TRUSONA, INC.(本社:アリゾナ州 スコッツデール、CEO: Ori Eisen、以下Trusona)は、2018年6月18日、Trusona#NoPasswordsソリューションとF5のアクセス制御ソリューション「F5 BIG-IP Access Policy Manager(以下 BIG-IP APM)」と組み合わせ、従来のIDおよびパスワードを使用しないVPNアクセスへのセキュアな認証ソリューションの提供を開始したことを発表しました。
なおNTT-ATは、7月17日(火)にミューザ川崎セントラルタワーにて、Trusonaの連携ソリューションをご紹介するプライベートセミナーを開催いたします。
背景
働き方改革の進展に伴い、パソコンやスマートデバイスを活用し、外出先から社内システムにアクセスすることで、業務の効率化や生産性を向上させるICTソリューションが注目を集めています。
一方、従来のIDやパスワードを使った外部からのアクセスでは、IDやパスワード流失によるセキュリティ面の懸念が指摘されています。
このような状況の中、NTT-ATとTrusonaは、IDやパスワードを使わずスマートフォンの生体認証を活用し、独自のアンチリプレイ技術(特許申請中)により、強固なセキュリティを確保するTrusonaのNoPasswordsソリューションと、認証および認可された通信のみを内部に通すファイアウォールを可能とするBIG-IP APMを組み合わせることにより、安全で便利なVPNへのアクセス方法を実現しました。
【TrusonaとBIG-IP APMの連携によるアクセスの流れ】
ソリューション連携イメージ
BIG-IP APMは、社外からのリモートアクセスおよび社内からの多様なリソースへのアクセスが求められる時代に対応した統合アクセスソリューションです。ハイブリッドクラウド環境で複数のWebアプリケーションと業務アプリケーションへのシームレスなアクセスはもちろん、SSLトンネル*1を利用してすべてのTCPアプリケーション*2を社外から利用することが可能です。Trusonaとの連携方法は、BIG-IP APMにPCからアクセスした際、ログオンボタンをクリックすると、TrusonaサーバーにリダイレクトされPCの画面に動的QRコードが表示されます。専用スマートフォンアプリケーションでQRコードをスキャンするとスマートフォンの位置情報などが送信され、アンチリプレイ技術で同じ情報がないことを確認し、TrusonaとBIG-IP APMが SAML*3で連携したシングルサインオン(SSO)によりアクセスが許可されます。この最先端テクノロジーを活用したソリューションによりさまざまな不正認証行為をシャットアウトできます。
今後の展開
NTT-ATとTrusonaは、今後もTrusona#NoPasswordsソリューションと他のソリューションの連携を図り、簡単・安全・スムーズな最先端のICTサービスを提供してまいります。F5ネットワークスジャパン合同会社 代表執行役員社長 権田 裕一 より
このたびの、NTT-AT様とTrusona様によるID およびパスワードを使用しないセキュアなVPNアクセスを実現するTrusona#NoPasswordsソリューションの拡大を歓迎します。今回のIDおよびパスワードを使用しないTrusonaとBIG-IP APMのソリューション連携により、お客様にシンプルで利便性が高く、かつ安全なビジネス環境が提供されるものと期待しています。
【Trusona連携ソリューション紹介プライベートセミナー概要】
1.開 催 日:2018年7月17日(火)2.開催場所:ミューザ川崎セントラルタワー
3.詳細情報:https://www.ntt-at.co.jp/eventseminar/seminar/2018/detail/s_20180717/
NTTアドバンステクノロジ株式会社 会社概要 https://www.ntt-at.co.jp/
NTTアドバンステクノロジ株式会社は、1976年の創立以来、NTTグループの技術的中核企業として、NTT研究所のネットワーク技術、メディア処理技術、日本語処理技術、環境技術、ナノ部品技術などの多彩な先端技術のみならず、国内国外の先端技術を広く取り入れ、それらを融合してお客様の課題を解決し、お客様にとっての価値を提供し続けています。
TRUSONA, INC. 会社概要 http://www.trusona.com/japan
TRUSONA, INC.は、2015年にサイバーセキュリティ専門家であるCEO Ori Eisenによりクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズより出資を受け設立されました。2002年公開の映画「CatchMe If You Can」の主人公のモデルになったセキュリティコンサルタント、Frank Abagnale氏がアドバイザーに就任したことでも注目を集めている企業です。シンプルかつ安全なID認証技術のリーダーカンパニーであり、世界で初めて保険で保護されたデジタルID認証サービスを開発しました(米国のみ販売)。
*1 SSL トンネル:
SSL(Secure Sockets Layer)を利用したトンネリング(通信ネットワーク上の2 点間を結ぶ閉じられた仮想的な直結回線を確立すること。また、そのような仮想回線)通信。
*2 TCP アプリケーション:
TCP(Transmission Control Protocol)プロトコルを使用するアプリケーション。
*3 SAML(Security Assertion Markup Language):
標準化団体のOASISで標準として策定されたマークアップ言語
※ 本文中に記載されている社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
セキュリティ事業本部
IPプロダクツビジネスユニット
Trusona担当