神奈川胎児エコー研究会様
遠隔地の開業産科医等へニーズの高い講義参加を実現
要望・課題
- 胎児スクリーニングの早急な普及は重要な課題。
- 遠隔地の開業産科医や超音波技師は、胎児スクリーニング等の講座へ参加することが困難。
- 遠隔地の会場とSINETを活用して質の高い映像と音声をリアルタイムに転送して全国各地で同時にニーズの高いアドバンス講座を開催したい。
導入効果
2011年10月8日~10日千代田区一ツ橋の一橋記念講堂にて「神奈川県胎児エコー研究会」様主催の「胎児心臓アドバンス講座」東京会場と金沢、三重、松山の3会場をSINET4で接続し、ビデオ会議システムで遠隔配信して開催。
アドバンス講座ではNTT-ATが提供するビデオ会議システムで東京から各会場へ講義配信を行い、金沢会場から東京会場への講義配信も行った。
また、GEヘルスケア社の超音波診断装置を利用したセミナー(以下、STICセミナー)では、胎児心臓エコー画像の共有や遠隔からの機器操作を行った。
STICセミナーでは、神奈川県立こども医療センター新生児科川瀧元良先生が、北海道から沖縄まで全国の医療機関から参加している医師や技師に、実際の症例を使い診断の要点を解説した。(TV画面内は遠隔接続先の金沢会場の様子)
また金沢会場から東京会場の超音波診断装置を操作し、それに対して川瀧先生がアドバイスを行うなど、ビデオ会議システムの双方向性を活かし、有意義なディスカッションとなった。
GEヘルスケアの医療画像システムが胎児の心臓の動きを、高精細に精密に映し出すので、川瀧先生は、細かい診察、診断の方法を具体的に説明することでき、説明を受ける方も非常に熱心に聞き入っていた。
一ツ橋会場の川瀧先生からは、「本日、金沢大学の会場も結んでおり、まるで隣室に金沢大学がきているようだ」「来年はさらに遠隔配信を広げていきたい」とコメントをいただいた。
世話人会の方や参加者からも「来年はぜひうちの大学で遠隔講義を受けたい」、「自分が主催している勉強会でも今回のシステムを利用して遠隔配信を行いたい」と高い評価をいただいた。
成功のポイント
- SINET4の利用により通信経費の削減。
- テレビ会議(TV会議 ビデオ会議)の高精細、高画質の映像共有による講義開催。
構成概要
導入機器 | 多地点接続装置付きテレビ会議端末(Cisco C60 3台、Cisco C20 1台 ) |
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ネットワーク | SINET4 |