BIG-IP DNS
概要
複数のデータセンターと分散サイトを抱える組織に適した、最大の投資収益率、高いアベイラビリティ、および優れたクライアント操作性を実現。
特長
DNSインフラの可用性を大幅に強化し、同時に外部脅威対策を含むセキュリティ強化も実現
トラフィックの爆発的な普及に伴い、DNSのクエリ数も同様に増加しております。これらを背景に、DNSインフラのスケーラビリティ確保、セキュリティ強化はITインフラの新たな課題となってきています。F5のBIG-IP DNSでは広域負荷分散だけでなく、こういった現在のDNSインフラが抱える課題を解決するべく多様なDNS機能を揃え、DNSの拡張性と安全性の大幅な向上に対しての解決策をご提供致します。
- DNS Express機能によるDNSインフラのスケーラビリティを向上
- IP Anycast機能のよる複数デバイスを活用した負荷分散
- DNSSECによるセキュアなDNSクエリとレスポンスの実現
- Geolocation機能によるルーティング情報ベースの最適なデータセンタへの誘導
- DNS iRulesによるきめ細やかなDNSの管理と制御
完全なヘルスモニタ機能
BIG-IP DNSは、ISP接続、サーバ、キャッシュ、さらにはエンドユーザの満足度といったパフォーマンスおよびアベイラビリティ・メトリックを、各データセンターから収集し、シングルポイント障害とパフォーマンスの不十分なサイトからのルーティング・トラフィックを取り除きます。
アプリケーション中心のモニタリング
単一のヘルスチェックに依存するのではなく、複数のモニタを組み合わせ、複数のレベルでアプリケーションの状態をチェックできます。出荷状態でSIP、 Oracleなど18種類以上のアプリケーションが事前定義され、アベイラビリティの改善、信頼性の向上、誤認識の解消を実現し、管理費用を軽減できます。
優れたグローバル・ロードバランシング
BIG-IP DNSは、包括的なサイトおよびネットワーク・メトリックに基づいて、最適なグローバルリソースへユーザをルーティングします。クライアントをネットワーク上で最も近いデータセンターへ導くQoSロードバランシング・モード、ネットワークとサーバのリソースに応じてパフォーマンスの最適なサイトへ導く動的比率ロードバランシング・モードなどが用意されています。
ステートフルなアプリケーションに対するクライアント継続性
アプリケーションの状態を追跡し、インテリジェントで優れたクライアント操作性を実現します。常にセッションの完全性が維持され、アプリケーションの状態に基づいて自動的に適切なデータセンターまたはサーバへルーティングされるので、不完全なセッションやデータの損失または破損はなくなります。
インテリジェントなトラフィック・ルーティング制御 - iRules
WANリンク上のアプリケーション・トラフィックを分類し優先順位を定め、より効率的に帯域幅を使用するための強力な機能を提供します。トラフィックおよびアプリケーションごとに消費するリソースの上限を定め、トラフィックタイプの優先順位を決めることができます。WANリンク帯域幅の節約およびアプリケーションの応答時間の改善が促進されます。
IPv6 サポート
多くのサイトでは、IPv6トラフィックの処理という新しい要件に直面しています。BIG-IP DNSは高いスケーラビリティを備え、次世代ネットワークに対応しており、大規模なネットワークおよびアプリケーションのアップグレードが不要な管理機能の改善によりAAAAクエリを解決します。
F5、F5 Networks、F5のロゴ、及び本文中に記載されている製品名は、米国および他の国におけるF5, Inc.の商標または登録商標です。
カタログ | 4.91MB | ダウンロード |
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データシート | 1.13MB | ダウンロード |